ペットボトル・ハイブリッド・ロケットの体験学習(愛媛大学)
2022年12月12日 14時45分今年度、家庭教育学級の取組の一つとして、ペットボトルロケットによる水素エネルギーについて学習しました。講師は、愛媛大学工学部付属環境・エネルギー工学センター長の中原真也先生です。
まずは、愛媛大学ミュージアムに到着しました。「進化する宇宙と地球」、「愛媛の歴史と文化」、「生命の多様性」、「人間の営み」の常設4ゾーンの展示を、「触れる、感じる、発見する」のテーマのもとに見学しました。子どもたちは知的刺激に満ちた学びの楽しさを実感していました。
その後、工学部の教室に行き、中原先生が研究をしている「ペットボトル・ハイブリッド・ロケット」を作りました。有毒ガスを発生しないポリエチレンを燃料に、ペットボトルに詰めた酸素を燃焼させて高温高圧のガスを作り、エネルギーに変えるそうです。
特別な材料や道具を使い、子どもたちは、力を合わせてロケットを作りました。グループごとに完成したロケットを持って、いよいよ実験室に行きます。
中原先生や学生スタッフの方にロケットをセットしていただきました。代表者の「点火します!」の合図の後、子どもたちは「3・2・1!イグニッション!」と声を合わせました。点火したロケットは、「シュー!」と音と噴煙を上げながら飛び上がります。迫力のある発射実験を見た子どもたちからは、歓声が上がりました。
エネルギーの変換を目の前で見た子どもたちは、教室に戻ってからも質問していました。子どもたちの好奇心を大切にした教育活動に、今後も取り組んでいきたいと思います。中原先生、貴重な経験をありがとうございました。