ふるさと道徳「上林が生んだ伝説の石工 菅能宇吉」
2023年3月7日 20時33分今日は、4~6年生がふるさと道徳の学習をしました。題名は、「上林が生んだ伝説の石工 菅能宇吉」です。地域の方や子孫の方、愛媛大学教職大学院特定教授遠藤先生の協力のもと、約一年間をかけてできたふるさと教材を使った授業です。
菅能宇吉が石工として、戦争の被害を受けて崩れてしまった石垣を、職人の技と経験で修復したこと。仕事に誇りをもち、生きがいを感じて取り組まれていたこと。難しいことでも、完成を待っている人がいることを考えて、責任を持ってやり遂げたこと。子どもたちはたくさんのことに気付き、宇吉さんの生き方からそれぞれの思いを抱きました。
ゲストティーチャーの宇吉さんの子孫の方からは、宇吉さんのことや上林地域への思い、子どもたちにとって身近な家族についての話がありました。また、遠藤先生からは、大阪城の想像を絶するほど大きな石垣のこと、機械ではなく人の手で成し遂げたこと等の話がありました。
宇吉さんの子孫の方からは、写真や賞状、当時使われていた道具など、子どもたちに「本物」を伝える資料を見せていただきました。
子どもたちからは、「自分も上林の伝統を伝えて残していきたいと思った。」「石垣の技術は人の手でしかつくれないと思うので、宇吉さんの話を残していかなきゃと再確認しました。今度、おじいちゃんとおばあちゃんにも聞いてみたいです。」「難しいことでも、自分からやるっていうのがすごいなと思いました。」などの感想がありました。
今後も、地域で大切にされているものを子どもたちの学びに生かしていきたいと思います。本物と出合い、ふるさとを大切に思う機会となりました。情報提供をしてくださった皆様、ありがとうございました。