まち探検(1・2年生)
2025年6月17日 16時11分1・2年生は、生活科の学習でまち探検をしました。
今回の探検の目的は、はっきりとしています。それは、今、自分たちが育てている野菜を「出荷できる」くらい上手に育てたい!その秘訣を野菜作りの名人さんから聞き出したい!ということです。
この探検のために、学校運営協議会の委員の方がわざわざ農家の方を紹介してくださいました。まずは、委員さんから「イノシシの被害を防ぐために電柵を施していること」「日中にイノシシが現れるようになったため、1日中電気を流している農家が増えていること」「絶対に電柵に触らないこと」を学び、畑に向かいました。
挨拶、水分補給をすると「早く畑が見たい!」と、畑へ入ります。
「この畑は、ネットを張って動物が入らないようにしているね。」
「キュウリとナスがもうこんなに育っている!」
「支柱の立て方が学校と違うね。」
次々に気付いたことを発表しました。
プロの農家さんは、強い風に負けないしっかりとした茎の太さがあり、たくさん芽が出て実もたくさん付いています。
「茎の間にはマリーゴールドを植えています。花の香りで害虫が寄り付かないんよ。それに、お世話をしたり収穫したりするときに目も楽しいよ。」
「ニラを植えると野菜の根が絡まないよ。」
「サトイモの葉は、この時期にガの幼虫が葉を食べるから、取らないと。」
野菜を育て、出荷するまでには様々な工夫や御苦労があることを聞きました。子供たちは、出荷の工夫も質問しました。
「どんな袋に入れて売るんですか。」
「一袋に何本キュウリを入れたらいいですか。」
「何円にするといいですか。」
子供たちは、もうすっかり農家の仕事をして収穫し、収入を得る気持ちで一杯です。その子供たちの気持ちをくんで、たくさんお話してくださいました。
畑に見えるジャガイモは、イノシシにかじられたものや水につかって腐ってしまったものなのだそうです。自然の恩恵で作物をつくる農家の仕事の大変さも目の当たりにしました。
暑い日でしたが、学校運営協議会委員さん、農家の方の手厚い見守りと御指導で、たくさん学びの「収穫」をして学校に戻ります。もちろん、戻ったら一番に自分たちの畑を見て、手入れをします。
御指導・御協力いただきました皆様、この度はまことにありがとうございました。厚くお礼申し上げます。