きれいな花の秘密を探ろう
2021年9月9日 12時52分目指せ未来の植物学者
5年生は、理科「植物の実や種のでき方」の学習で、花のつくりを調べたり、花粉を観察したりしました。
生活経験から花のつくりや部分の名前を知っている児童もいました。そこから、「学校で栽培している植物の花のつくりはどうなっているのだろう?」「教科書にのっているヘチマやアサガオと同じなのかな?」という課題を出しました。
そこで、ヒャクニチソウやマリーゴールド、カボチャなどの花を丁寧に観察しました。
ピンセットで1枚1枚花びらをはがし、おしべ・めしべを取り出していきます。
「教科書にのっているヘチマやアサガオとはつくりが違うね。」
「おしべ・めしべの形も違うよ。」
「花びらもいろんな形・枚数があるね。」
「がくの模様と花びらの枚数に関係がありそうだ。」
「実のようなものがついているものと粉がついているものがある。」
「それがめしべとおしべじゃない?」
わくわく!初めての顕微鏡
今度は、顕微鏡を使って花粉を観察しました。顕微鏡の使い方、プレパラートのつくり方を学習してから取り組みます。
「ヘチマとカボチャの花粉は全く形が違うね!」
「雨でぬれた花粉はくずれて色が出ている。」
「マリーゴールドの花粉は、もっと拡大すると見えるかな?」
小さな植物学者たちは、たくさんの気付きをつぶやきながら、熱心に顕微鏡での観察に集中しいていました。
学習のまとめをした後、きれいに片付けをしました。観察に使用した花を処分する際、「ありがとう。」と言いながら袋にまとめる姿がありました。学校を彩り、私たちに自然科学の楽しさを味わわせてくれた植物に感謝する気持ち、大切ですね。