とうおん子ども科学&環境会議~その1
2020年10月3日 11時13分例年、「とうおん子ども科学&環境会議」は東温市中央公民館で開催されていましたが、本年度は各学校で開催されました。
講師は、愛媛大学で昆虫学を研究されている吉富博之先生です。吉富先生は、主に「マルトゲムシ」という昆虫を研究しており、昆虫と生態系についてもたいへん詳しい方です。
「オンブバッタが減ってるって知ってる?なぜかな?」
「この教室の窓からも将来心配なことが見えるよ。なにかな?」
「小笠原諸島の母島では、昆虫がいなくなってるよ。犯人は?」
ユニークで児童の興味を引く質問が次々と飛び出します。児童も、今までの学習経験や生活体験から答えを導き出していきます。
「アカハネオンブバッタという外来種が増えているんだよ。」
「へえ~~~~~!」
「竹林が増えると、そこをねぐらにするイノシシが増えるんだ。」
「へぇ~~~~~!!」
「母島では、グリーンアノールというトカゲが増えて、昆虫を食べちゃったんだ。」
「へぇ~~~~~!!!」
「みんなには、どのような環境保全ができるかな?」
「ごみを捨てないことです。」「川を汚さないことです。」「節電や節水です。」など、たくさんの意見が出ました。
吉富先生は、「今の上林の自然環境を正しく知って、受け継いでいくことだよ。そのためには、しっかりと外で遊ぶこと!」とまとめました。そして、フィールドワーク(野外観察会)の開始です。
(その2に続きます)