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新しい生活様式から学ぶ【6月12日】

2020年6月13日 07時04分

 甲子園球場で高校野球の交流戦を行うことが決定するなどスポーツ界では少しずつ明るいニュースが出てきました。しかし、目に見えない新型コロナウイルスに対して油断はできません。 毎朝、「体温を測る」「マスクを付ける」「ソーシャルディスタンスを保つ」「不要不急の外出を控える」等、新しい生活様式を習慣化することが大切となります。これからは、気温の上昇とともに熱中症の心配もでてきます。学校では「エアコンを稼働させながら、空気の入れ替えを行う」、「昼休みや清掃などの日中の活動時間を短縮する」、「夏休みの期間を変更して授業時間を確保する」等、新型コロナウイルス感染防止と熱中症の危険を回避しながら教育活動を行ってまいります。天候や児童の様子をよく観察して、過度な負担になっていないか点検をしながら実践いたしますので、ご理解いただきますようお願いします。

写真1

 

写真2写真3

 

 

 

 

 さて、毎日体温測定に使用する体温計ですが、写真1のタイプが学校にも多く用意されています。一度は見たことがあるのではないでしょうか。この体温計のケースにクリップを近づけると写真2のように鉄製のクリップがくっつきます。ケースに隠されているものは何でしょう。正解は磁石です。では、ケースに磁石を入れた理由は何でしょう。それは、スイッチの操作を行うためです。写真3のようにスイッチが入っていると電流が流れて電球が点灯します。しかし、手でスイッチを上げると電流は流れなくなります。この体温計は磁石が手の代わりとなり、磁石の力で金属製のスイッチを引き上げ、電流が流れない状態にするのです。これによって、スイッチの切り忘れを防ぎ、電池を長持ちさせるとともに、ケース本体で衝撃を受け止め体温計を守ることができます。

 新しい生活様式を「不便でいやだなあ」、「やりたいことができなくておもしろくないなあ」と思うことがあります。しかし、これを新しいアイデアでより便利で豊かな生活につなげられるチャンスと捉えて、新しい事柄にチャレンジしてみるのはどうでしょうか?不便に思われる生活の中には、これからの生活をよりよいものにするヒントはいくつもあると思います。心のスイッチのONとOFFを切り替えて、気分転換を図りながら新しい生活様式を見つめ直してみるのはいかがでしょうか。