甲子園球場で高校野球の交流戦を行うことが決定するなどスポーツ界では少しずつ明るいニュースが出てきました。しかし、目に見えない新型コロナウイルスに対して油断はできません。 毎朝、「体温を測る」「マスクを付ける」「ソーシャルディスタンスを保つ」「不要不急の外出を控える」等、新しい生活様式を習慣化することが大切となります。これからは、気温の上昇とともに熱中症の心配もでてきます。学校では「エアコンを稼働させながら、空気の入れ替えを行う」、「昼休みや清掃などの日中の活動時間を短縮する」、「夏休みの期間を変更して授業時間を確保する」等、新型コロナウイルス感染防止と熱中症の危険を回避しながら教育活動を行ってまいります。天候や児童の様子をよく観察して、過度な負担になっていないか点検をしながら実践いたしますので、ご理解いただきますようお願いします。
さて、毎日体温測定に使用する体温計ですが、写真1のタイプが学校にも多く用意されています。一度は見たことがあるのではないでしょうか。この体温計のケースにクリップを近づけると写真2のように鉄製のクリップがくっつきます。ケースに隠されているものは何でしょう。正解は磁石です。では、ケースに磁石を入れた理由は何でしょう。それは、スイッチの操作を行うためです。写真3のようにスイッチが入っていると電流が流れて電球が点灯します。しかし、手でスイッチを上げると電流は流れなくなります。この体温計は磁石が手の代わりとなり、磁石の力で金属製のスイッチを引き上げ、電流が流れない状態にするのです。これによって、スイッチの切り忘れを防ぎ、電池を長持ちさせるとともに、ケース本体で衝撃を受け止め体温計を守ることができます。
新しい生活様式を「不便でいやだなあ」、「やりたいことができなくておもしろくないなあ」と思うことがあります。しかし、これを新しいアイデアでより便利で豊かな生活につなげられるチャンスと捉えて、新しい事柄にチャレンジしてみるのはどうでしょうか?不便に思われる生活の中には、これからの生活をよりよいものにするヒントはいくつもあると思います。心のスイッチのONとOFFを切り替えて、気分転換を図りながら新しい生活様式を見つめ直してみるのはいかがでしょうか。
中学校の理科では「生物の多様性と進化」という単元があります。その中で、チャールズ・ダーウィンが1835年(ダーウィン22歳)にガラパゴス諸島に到着し生物の観察をしたことが触れられています。ダーウィンはゾウガメの甲羅の形やフィンチ(鳥のなかま)のくちばしの形がガラパゴス諸島の島々によって異なった形になっていることに気付きました。例えば、ゾウガメは植物を食べて生活をしています。地面に生えている草が豊富な島ではドーム型の甲羅となっていますが、地面に草はなくその代わりにサボテンが豊富にある島ではクラ型の甲羅になっています。
そこで、ダーウィンは、サボテンを食べて生活するゾウガメは首が上に伸びやすいようにクラ型になり、高く伸びたサボテンを食べられるように変化したと考えました。
当時、「生物」は神々がつくったもので「不変」であるとされていましたが、ダーウィンは1859年(ダーウィン50歳)に「種の起源」という本を発表しました。その中で「生物」は長い年月をかけてその土地の環境に合わせて形を変化させることが書かれていました。今では、「進化」を考えるうえでとても大切なもととなっていますが、当時は「神を否定するのか」とすさまじい非難を受けました。そのような中、ダーウィンは「誰が正しいかではなく、何が正しいかが重要である」と話し、実際に観察した記録を基に自分の考えを理論的に述べました。
さて、現在、新型コロナウイルス感染症に関する話題は様々あり、情報もあふれています。そのような中、何が正しいものか見極める力を付けるとともに、多様な価値観を育てる必要があります。上林小学校では、感染防止についてよく考え、自ら行動できるように指導をしていきたいと考えています。また、感染防止に向けての新しい生活様式を意識するような学校生活を心掛けています。例えば、写真のように適切な距離を保つように足形を付けてみたり、飛沫感染を予防するためにフェイスシールドや透明シートの設置をしたりしています。今後とも上林小学校の教育活動に、ご理解ご協力をお願いします。
令和2年度第1学期始業式・令和2年度入学式 式辞(要旨)
今日から学校が再開されることを楽しみにしていましたが、再び休校になってしまい残念な思いをしている人も多いと思います。しかし、先生たちはこの休校の間「どのようにすれば授業が楽しくなるかな?」「どのようにすれば安全な学校になるかな?」ということを考え、準備をします。学校は必ず再開しますので、もう少し待ってくださいね。
さて、4月27日から楽しい学校になるために皆さんにお願いしたいことが二つあります。
一つめは、「命を大切にする」ということです。新型コロナウィルス感染症は広がっています。また、学校の前は車や自転車が行き交っています。皆さんの身の回りは危険なこともいっぱいあります。「感染症防止のために手洗いやうがいをする」「事故を防ぐために交通ルールを守る」、これだけでは自分の命を守ることはできません。皆さんを取り巻く環境はいつも変化しています。命を守るために大切なことを自ら考えて行動してほしいと思います。
二つめは、「やさしい心をもつ」ということです。やさしい心をもって周りの人にやさしさを配りましょう。やさしさはいくら配っても減りません。減るどころか増えていきます。お友達のよさを見付けてほしいし、つらさや苦しみを分かる人になってほしいです。もしかしたら、お友達や先生から感染症にかかる人がでるかもしれません。でも、その人たちは感染症にかかりたくてかかったわけではありません。つらく苦しいのは、感染症にかかった人です。その人のつらさや苦しさに気付く人になってほしいと思います。
みんなでいっしょに、力のかぎり伸びていきましょう。
令和2年4月8日
今年の3月に、椎茸の植菌活動を行った時に出た木くずに菌を植えてみました。
プロの方いわく「原理としてはそれでできるけど、難しいなあ~」
プランターに木くずを押し込み、しっかり霧吹きで湿らせて椎茸菌を埋め込みました。
それから7か月、なんとかわいい椎茸が頭を出したのです!
うれしい~!!!
城山天満神社夏祭りの子ども相撲は、神社の境内で行われる予定でしたが、雨のため、学校の体育館で開催されました。勝っても負けても大きな拍手に包まれ、保育所のお友達から中学生まで、楽しい一時でした。
令和元年7月14日(日)、城山天満神社で夏祭りが行われました。
川のせせらぎと小鳥のさえずりを聞きながら神社へ歩いて行きました。深い緑と霧に囲まれた神社は、幽玄の世界に入り込んだかのようでした。そこで行われる「里神楽」。鎌倉時代から続いていて(戦後一度途絶えていましたが)、市の無形民俗文化財にも指定されています。神楽保存会の皆さんが練習を積み重ねた舞は、素晴らしいものでした。
今日、プール開きを行いました。
水に入るのにぴったりの天候で、みんな楽しく活動をスタートすることができました。また、今日から放課後水泳も始まります。
そんな中、先生方の子どもたちへの愛!ご存じですか?
昨日の夕方、プール開きで気持ちよく子どもたちがプールに入ることができるようにと、水の中に沈んでいる落ち葉や砂を除去。
放課後水泳でびちょびちょの水着を着るのはかわいそう、少しでも乾いものを・・・と、学年ごとに集め、洗濯機で水を切り、干す。
そんな先生方を見ているから、子どもたちも思いやりいっぱい!水に不慣れな下学年の友達がいたら、手を引いて一緒に活動。
それを見て、私はとっても幸せ気分です。